第6回コンクール審査にあたって

第6回下田国際音楽コンクールは、
未曾有の事態によりオンラインに形式を変更し開催しました。
世界各国より多くの皆様のご出場をいただきましたこと
大変嬉しく思います。

事前に公開していた参加要項上には
大賞をヤングアーティスト・プロフェッショナルの両部門より1名ずつ、
また、プロフェッショナル部門の入賞者は第1-3位および奨励賞と
規定していました。出場者が多数となりましたので
大賞をヤングアーティスト部門より2名、
プロフェッショナル部門から1名、プロフェッショナル部門の入賞者は第1-5位、奨励賞と改定しました。

新進演奏家の皆様が、当コンクールを足がかりに
一層の活躍の場として活用してもらいたい事務局・審査員の願いのもと、
ジョイントリサイタル賞(ハリス賞)受賞者も2名追加しました。

昨今、コンクールにおいてオンラインによる非公開音源審査が増加傾向にありますが、
従来と比較して審査内容の透明性が低くなる事は
出場者はもちろん、運営事務局も懸念するところでした。
運営会議の結果、各出場者へ審査員による採点および審査講評をメールにて送付すること、
プロフェッショナル部門において上位入賞者の得点表を公開することで解決することとなりました。

新型コロナウィルスによる社会的影響の終わりが見えない状況下において
音楽業界は今後の展望を暗中模索していますが、
ご出場の皆様におかれましてはお送りした採点表および審査講評を
さらなる躍進の一助としていただければと願っております。

副賞の演奏会、受賞者演奏会出演につきましては
該当者へ追ってご案内いたします。

下田国際音楽コンクール事務局